fab!


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"Well, I don't know how
But you're a big boy now
Come on and take a bow
Cause you're a big boy now"
by John Sebastian

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Theme: White Space by Heather Rivers

ギャラップという町に泊まった。あと少し西に走ればアリゾナ州である。ギャラップはいかにも街道の町という風情で、東西にひたすら長い。町はずれという言葉がこれほど似合うロケーションはそうそうないと思うほど、町の中心からルート66をかなり走り、建物がだんだんと少なくなった寂しげな場所に、予約したモーテルの看板が見えてきた。夕飯はすでにすませていて疲れてもいたから、まだ早い時間だったが、部屋に入るなりシャワーも浴びずに寝床について電気を消した。遠くで警笛のような音がする。物理の授業で習ったドップラー効果という言葉を思い出す。どこかで聴いたことのある懐かしい音だった。はじめての町なのに不思議だ。空耳だろうか。そんなことを考えているうちにいつの間にか寝てしまう。
翌朝、カーテンを開けたら、駐車場の向こうに線路が見えた。夕べの警笛は空耳ではなかったようだ。たぶん、アムトラックなのだろう。身支度を整えてロビーでコーヒーを飲んでから、荷物を持って駐車場に出ていくと、ちょうど列車が通過するところだった。何両編成なのか気になって、数えてみる。先頭に機関車が三両、最後尾には機関車二両、その間はすべて貨物車で、全部で117両だった。ガタンゴトンという音を響かせて、長い貨物列車はゆっくりと東に進んでいく。先頭の機関車が警笛を鳴らした。突然、思い出した。この音は、ビーチボーイズの「キャロライン・ノー」のエンディングで何度も聴いていたのだ。

THE BEACH BOYS『PET SOUNDS』(1966)